Common Rail System コモンレール式は、サプライポンプが燃料の加圧を行い、電磁式インジェクターが噴射制御を行う。
電子制御によるピエゾインジェクターは開弁行為のみを受け持つため、噴射時期の自由度が大幅に向上し、また1行程中に6分割噴射が可能で、燃料消費を抑えつつ、燃焼室内の急激な温度と圧力の上昇を防ぐことができるなど、NOxの発生を抑え、かつ、PMも少ない、完全燃焼のための理想的な噴射を実現する制御が可能となった。 |
|
パイロット噴射:あらかじめ燃焼室内に混合気を作って燃えやすくする。ドライバビリティと燃焼音改善に効果がある。 プレ噴射:燃焼室内にタネ火を作る。NOx低減と燃焼音改善に効果がある。 メイン噴射: アフター噴射:燃え残り燃料を、完全燃焼させる。排出ガス温度を上昇させ、ガスの後処理を効果的にする。 ポスト噴射:排出ガス温度を上昇させ、ガスの後処理を効果的にする。エンジン出力には寄与しない。 |
|
|