10月も中旬になって制作の方を追い込んで行きたいのですが、以前紹介した会社(株式会社ユニバースティ:http://www.universety.com/)で、いま多摩美芸祭に向けてあるプロジェクトを進めています。
簡単に説明しますと、学生のデザイナー、クリエイター、アーティストに限定したオンラインサービスです。直接、多摩美に結び付けたわけではないのですが、芸祭といういいイベントが近いということで、この時期にオープンすることに決まりました。プロジェクト名は「CREATORS BANK」です。詳しくは、オープン時期に説明したいと思います。
このプロジェクトも大事ですが、やはり自分の制作も大事なので、時間を作って学校に行きたいです。またメールで相談すると思います。その時は、よろしくお願いします。

卒業制作審査会前期の段階では、照明を動かしてできる動く影を素材として制作しました。講評会の時に、表現方法の見直しと3年後期の自転車とのつながりという先生のご意見を参考に後期の制作を開始しました。
現在制作し始めている作品は以前と変わらず、本物の影とプロジェクターからの嘘の影をスクリーンに投影する形態です。もちろん、車輪はなくその部分を影で保管するという作品です。前期との違いは、照明を動かすのではなく自転車を動かすところです。自転車は、水平方向に回転します。いま問題としているのは、回転するモーターの軸をどのように固定するかです。自転車を乗せた天板は、それだけでもモーターに負荷を掛けます。自転車を固定している天板とモーターをどのように固定すればいいでしょうか?

本来自転車とは人が乗って走り回る乗り物です。それが自転車の本来の姿だと思います。

僕の作品のコンセプトです。
・実体と影はペアで存在する ←[当たり前ですが・・・]
・嘘影による本物の影の補完
・実体(自転車)と合成影の対比

欠けているとはいえ、自転車の存在があって自転車の影がスクリーンに投影されます。
しかし、人がいないのに人の影が投影されるのは違和感があります。
人の影を表現する場合は、人の存在を意味するなにかが自転車と一緒になくてはいけません。
分かりやすさという点では、人の影があった方が断然いいと思いますが。
安易に人の影だけ表現したのでは、余計意味が分からなくなると思うので、もうすこし考えを煮詰めて行きたいと思います。

私がいいたいことな、上図の通りです。