卒業制作  高橋士郎


1)進行チェック

週1日、定められた曜日、定められた時間にチェックを受け、1週間の作業成果の報告する。
報告は必ず、具体的な物品(設計資料コピー、実験模型,データ、スケッチブック、図面、模型等)を提示して行う。
1週間の作業進行に障害があった場合には、その問題点と対策を明らかにする。
次週の作業予定を決定し、次週の提出物を具体的に立案する。

注:学科のサーバが更新され、提出サイトが変更になります。4/22に佐藤助手が説明します。
なお、メールでおくってくれればアップします。


2)提出物 第1回提出 卒業制作テーマ  月  日

テーマは、各自が専修したデザイン分野に属すること。
3年間の過程で発見した問題をテーマとする。
指定した書式に作品題名と制作趣旨を記述する。
題名は作品の内容をあらわす一般名称とする。
作品の固有名称等はサブタイトルとする。
・テーマ説明書

■テーマ審査会用WEBの説明会
5月15日(木)17:00〜AGORA ※新しいサーバの説明。家からアップロードの方法など。

■卒制テーマ審査会
5月28日(水)10:00〜AGORA ※この日に来れない人は事前に久世まで。
27日(火)までにWEBにアップロード完了のこと。
プレゼン1人5分。先生方からコメント2分。
テーマ審査会にWEBプレゼンすることで、卒制審査にエントリーする形になります。テーマ審査会無断欠席、WEBができてないなどはシビアに判断されます。
就職試験・教育実習等で5/28(水)のテーマ審査会に終日参加できない人は、必ず事前に理由を知らせてください。
■卒制前期審査会について
卒制前期審査会では、作品が完成していることを前提に採点します。最終審査会までの時間は作品の最終的な調整・リファインやプロモーションに使うこと。プレゼンテーションの持ち時間や発表方法・採点基準などの詳細は9/5(金)15:00-行われる「卒制説明会(2)」で説明します。

■作品展示計画書について
提出〆切:7/13(日)17:00 ※研究室提出の場合は、12日(土)17:00
▼データで提出の場合は、下記の要領で。
PDF形式で書出し、各担当助手まで、7月13日(日)17:00までにメールで添付する。
※イラストレータ形式(aiファイル)でも可能だが、画像は「埋め込み」にすること。
貸出機材:計画書をもとに調整し、結果を7/18(金)13:00に掲示・各スタジオのMLやBBSで発表します。
展示場所:計画書をもとに調整し、結果を9/5(金)に掲示で発表します。
[作品展示計画書]のフォーマットは以下からダウンロードできます。(イラストレータ8.0形式、aiファイル)sit圧縮 zip圧縮


第2回提出 設計資料レポート 月  日

テーマに関する設計思想・調査資料・実験模型などの資料を提出する。
・設計思想を表現するエスキース・イメージパネル、形態・システム・機構などのアイデアを広く展開する。
・実験模型・ラフ模型
・設計資料集成・技術資料・関連文献などのスクラップブック、百科事典項目・社会的背景・技術的背景・分類・種類
・未解決部分・未知部分・未習得部分の予測と可能性

第3回提出 基本設計 月  日

最終作品のプレゼンテーション計画をパネルで口頭説明する。
口頭説明の仕方・順序・作法・起承転結を練習する。
・パネル#1 目的 作品のコンセプトや背景を表現する。
・パネル#2 総論 作品の基本設計を説明する。
・パネル#3 各論 作品の詳細設計を説明する。

第4回提出 最終作品その1  月  日

・最終作品現物または最終作品模型
・概要集の印刷原稿

第5回提出 最終作品その2  月  日

A1パネル3枚以上10枚以内
・序論部 タイトルとサブタイトル・キャッチフレーズ 、作品提案の目的・狙いが一目でわかるように表現する  
・総論部 概要全体説明と詳細部の索引符号、形態の美的表現・機能の客観的表現
・各論部 詳細設計A、詳細設計B、詳細設計C

■大判プリンタの使用
出力申し込み受付:9/1(月)10:00-17:00
引き渡し:9/5(金)16:00-17:00、9/8(月)?随時
申し込み時の提出物:出力申込書、データCD-ROM、サンプルプリント
※一人当たりの出力面積は最大で1118×3160mm(B0ノビ×2枚相当)までとします。

■夏期休暇中の機材貸
スタジオ別に対応するので、詳細は各スタジオの助手副手へ問い合わせてください。

■夏期休暇前後・休暇中の教室使用
7/16(水)?18(金)9:30-17:00 補講で教室を使用する場合があります。詳細は各担当助手副手まで。
7/19(土)?8/31(日)使用できません
9/1(月)?6(土)9:30-17:00※補講で教室を使用する場合があります。詳細は各担当助手副手まで。
武道館:別紙カレンダー参照


3)審査会

パネルと模型による口頭説明3分間の後、質疑応答
・結論と作品の要点を、まず最初に説明する。
・次に強調すべき詳細部分を説明する。
・最後に問題の背景・問題意識・制作の目的など諸々を説明する。

採点基準
・表現力 表現技術(パネルと模型)の説得力・訴求力、美的センス・絵画表現・編集レイアウト
・思考力 問題意識・解決方法・造形解答における新規性・独創性、創造力・アイデア思想
・実行力 資料収集・実験調査・展開進行における計画性・行動力、デザイン知識の量と質、デザインプロセス。
その他 社会的価値・商品性・実用性

■卒制提出について
9/5(金)に行われる「卒制説明会(2)」で「卒制審査会エントリー用紙」を配布します。卒制作品とエントリー用紙の提出をもって、卒制の正式提出受理・および審査会への参加承認となります。
インスタレーション等で作品実物を提出できない人は、設置を終えた時点でエントリー用紙のみを提出してください。
提出〆切:9/10(水)17:00
エントリー用紙の半券は9/11(木)9:30の審査会当日に持参し、出席をとる際に見せること。


○卒業制作を進行する上での自己評価チェックリスト

プロセス:
時間を有効に使用し、無駄な行動を少なくし、作品完成に向かっているか。
前向きの姿勢か。欲をだしてテーマを拡散していないか。

設定説明:
タイトルが作品趣旨を簡潔明瞭に表現しているか。サブタイトルは適切か。
一般名称と固有名称の混同。作品の用途・目的・使用状況が視覚化されているか。

概要説明:
作品の背景・目的・目標を明確に表現しているか。
基本構想・主なるテーマが強調されているか。
好感のもてる美しく楽しい表現になっているか。

各部説明:
各論の項目立て・組立構成とその表現が判りやすいか。
内容が妥当か。言訳的な説明をしない。
質を大切にしているか。量で誤魔化していないか。

表現技法:
美的表現、絵画表現、グラフィックデザインパネルの色彩構成、レイアウト。
機能的表現、イラスト、実験記録・実験データー
客観的表現・JIS製図に適合しているか、色彩表示、素材表示、加工表示が適切か。工学力学、加工生産技術、材料特性、組立手順、表面処理