大気発光 [Meteorology気象学]



白色という光の波長は無い。白色は七色の波長の或る分布状態を云う。地球上の生物が40億年の間、地上に満ちていた波長分布のある種の平均値を、初期値の白色と認識したのである。 雲が白いのは、雲を構成する水の粒子の半径が、光の波長よりも大きいので、可視域の太陽光を、どの波長域でもほぼ同程度にミー散乱されるためである。ゴッホの「アルルのはね橋」の日陰部分のレンガは、水面の青色を反映して水色に描かれている。水面の青色は大気のレイリー散乱による青空の反映である。一方、日向の部分のレンガは黄色い太陽のごとく彩色されている。すなわち、オブジェを描くことは、オブジェがおかれた環境そのものを描くことに他ならない。

ナシ文字
简单词典

暁あかつき 東雲しののめ 篠の目

曙光
dawn

the dawn of a new era
曙あけぼの 黎明れいめい 朝あさ 朝まだき 仄々明け

daybreak
朝焼け
sunrise

the dawn of a new epoch


日向ひなた

青空
light

光 ray
bright
only
merely
to use up

夕焼けに鎌を研げ Abendrot Afterglow 晚霞餘暉

昏暗
dusky
夕焼け
setting


逢魔時[] 大禍時 黄昏たそがれ 誰そ彼 雀色時 宵の口


twilight
夕暮れ
darkness

dmuddle-headed
to faint
to lose consciousness


宵よい 未明 明時あかつき



dark
夜よる

gloomy
hidden
secret

ほととぎす 声もたかねのよこ雲になきすてて行く明ぼのの空 永福門院1271-1342
ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の月ぞ残れる 藤原実定1139-1191

1874 フロベール小説「聖アントワーヌノ誘惑」La Tentation de saint Antoine []

白色の美術

チンダル現象 Tyndall effect

ミー散乱 Mie theory
光の波長程度以上の大きさの球形の粒子による光の散乱現象
白雲:多重散乱+ミー散乱による。
雲を構成する雲粒の半径が数~数10μmの大きさで、
可視域の太陽放射がどの波長域でもほぼ同程度に散乱される

レイリー散乱 Rayleigh scattering
光の波長よりも小さいサイズの粒子による光の散乱
青空:青が、赤よりも多く散乱される
夕焼:大気の散乱を受けにくい赤色が届く


 Rising-Sun 暈 Halo
薄明光線 crepuscular
暮色蒼然 Gray autumn evening
青天白日 Innocence proved
暗雲低迷


 Mirage 蜃気楼
グローリ逃水 オーロラ コロナ


赤の他人 赤裸 赤っ恥 真っ赤な嘘 精彩を欠く 月夜に提灯