放電 Electrostatic discharge 
電極間にかかる電位差によって電極間に存在する気体に絶縁破壊が生じ、電子が放出され電流が流れる。電極から放射された電子が気体原子と衝突することにより発生する紫外線を、蛍光体に当てて可視光線に変換する。


アーク灯 Arc lamp
継続的な火花放電 アーク溶接に利用され、
1808炭素アーク灯  [arc light]   [electricmuseum]

空中放電 Lightning 雷稲妻 
火花放電(フラッシオーバ、絶縁破壊)mov
かみなり 稲妻 いかづち、ごろつき、かんなり、らいさま
帯電した積乱雲内あるいは大地間に発生する大規模な火花放電
典型的な放電は気体中で、低圧の気体中ではより低い電位差でおこる。
電流を伝えるものは、電極から供給される電子、空気中にある宇宙線などにより電離されていたイオン、電界中で加速された電子が気体分子に衝突して新たに電離されてできた気体イオンである。
フルブライト 轟音 雷は-10度で発生するがその理由は不明。



ガス放電 Neon lamp
[Heinrich Geissler]

 


コロナ放電 Corona discharge
尖った電極(針電極)の周りに不均一な電界が生じることにより起こる持続的な放電の総称
集塵機 コロナ音
火炎コロナ 高周波(10MHz以上)による放電の場合、電極間に大きな電流が流れるため、温度が数千℃に達し、コロナの形状が大きく火炎状になる


沿面放電 気体、あるいは液体中の放電ギャップの間に絶縁体(誘電体)が存在する場合、コロナ放電あるいは火花放電では絶縁物の表面に沿って樹枝状の放電路が形成される。この様な放電を沿面放電と呼ぶ。沿面放電による火花放電の場合、絶縁体表面の変質を伴わないものをフラッシオーバ、伴うものをトラッキングと呼び区別している。
粉末図形 絶縁体表面に樹脂・鉛丹粉末を附着させコロナ放電を起こさせると放電路の形状を記録することが出来る。
記録図形をリヒテンベルグ像 絶縁体表面に感光乳剤あるいは写真乾板を載せることでも記録できる。
クリドノグラフ リヒテンベルグ像のうちコロナ放電によるもの

セントエルモの火(St Elmo's fire)悪天候時に静電気などが尖った物体に発生させる、青白いコロナ放電による発光現象。


中間圏発光現象 Sprite
Rieveschl/Lightning Rods
[plasmarama]
プラズマディスプレイ
Parker/Energy Cate
[Bill Parker]
グロー放電 Electric glow discharge ニキシー管(Nixie Tube)

継続的な火花放電
低圧の気体中の持続的な放電現象である。電流が増加するとアーク放電に遷移する。放電管に封入されたガスの種類によって、いろいろな色に発光する。
放電の構造は気体の種類、圧力、放電管の形状などにより変化する。

陰極線(電子線)陰極線管(ガイスラー管、クルックス管、レーナルト管)などの放電現象にみられる電子の流れのこと 陰極線管(CRT、Cathode Ray Tube)

キセノン灯
ストロボ
[フラットライター]
[大会場用ストロボ照明]
[ステージストロボ]
[ディスコライト]
[レンタル]
無声放電 誘電体バリア放電

一定の間隔をおいた平板の片側、もしくは両側の電極を絶縁体(誘電体)で覆い、交流電圧をかけた場合におこる放電。 電極が絶縁体で覆われているため電極に電荷が流れ込むことができず、大きな電流が流れない。 放電部分は空気中では紫がかった光を発する。
この放電はオゾン生成装置(オゾナイザ)やプラズマディスプレイ、NOxやSOxといった有害排気ガスの分解などに応用される。