銀座ソニービルを立体的にイベント化する いま私共の生活空間は、世界的に都市化へ向かい、内容的には情報化社会へ向かいつつ、エレクトロニクスを中心とする新しいテクノロジーの時代へ突入しております。 こうした時代の推移の中で、人間の創造力の最も高められた表現である芸術およびデザインの表現内容は、全く新しい方法と形式を必要としつつあります。 特に最近の世界的な現象として注目すべきものは、科学とテクノリジーが直接芸術と結びつくようになりつつあること、今日の機械と人間が相反する方向に進むのではなく、人間と機械との共生が望まれている時、芸術とテクノリジーの創造的な結びつきによる、新しい未知の果実が生まれることは、すばらしい出来事だと思われます。 こうした方向の仕事を進めている海外の代表的な作品と、日本の代表的作品とを一堂に集めて、日本最初の国際的な芸術とテクノロジーの催しが、国際サイテックアート展「エレクトロマジカ」で発表されます。(2.16.1969 JEAA、ソニー企業株式会社、企画書より) 参考文献 |
海外出品作家と作品 ニコラ・シェフェール(仏) CYSP-1 マルシャル・レイス(仏) ステファン・フォン・ヒューン(米) フレデルクソン(仏) ハインツ・マック(独) 日本の出品作家およびグループ 光、動き、コンピュータ、機械装置などを利用する新しい波の作家です。 伊藤隆道 高橋士郎 名坂千吉郎 山口勝弘 遠藤万里 坂本正治 CTGグループ サンクガーデン:高橋士郎 |