シャボン玉の構造：
シャボン玉は、分子のレベルの薄さまで膨らますことができます。
シャボン玉の厚い部分が、薄い部分よりも先に伸びて、自動的に膜全体が均一の厚さになろうとするからです。

膜の厚さが分子レベルまで薄くなると、光の波長が干渉して、さまざまな色がでます。静止しているシャボン玉の場合には、重力の影響を受け、横縞になります。

ガラス玉は、高温で溶解したガラスを膨らませて作ります。薄い部分が厚い部分よりも先に冷えて堅くなり、厚い部分が先きに伸びるので、自動的に均一の厚さとなり、極薄いガラスを作ることができます。

ゴム風船の場合は、反対に、厚い部分よりも薄い部分が弱く、薄い部分がますます薄く伸びるので、大きさに限界があります。

シャボン玉も、ゴム風船も、ガラス玉も丈夫ではありません。
布地を利用すれば、丈夫な風船を作ることができます。空気膜造形は、ナイロン布にプラスチックをコーティングした素材を使用して立体縫製します。