Shiro's
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簡易ストゥール

構造と形態
1990.12.12

 

多摩美術大学
立体デザイン科
高橋士郎

限定された素材を使用して、強度のある美しい板組構造を創作する。

市販規格品の貫板を使用して、強度のある美しい板組構造:40cm立方体のストゥールを創作する。  

・ストゥールの機能・垂直静荷重・衝撃荷重・捩荷重。
・杉板繊維組織の材料強度特性。乾燥時の反り方。板目と柾目。
・詳細設計、接合部分の強度
・基本設計、構造全体の強度

a.材料制限
品名 :杉の貫板 特1等  購入:1束10枚入@3.500- x 10束 規格 :厚1.3cmh 巾9cm   長365cm 
数量 :1人3枚 合計10.5m 

b.加工制限
切断 :昇降盤(木工機械の安全な操作方法)
接着材:木工用ボンド(酢酸ビニール樹脂エマルジョン)
仮留釘:4cm
購入 :@150- x 1kg  (約  本)   
数量 :1人  本位

1)試作実験 厚紙で精密模型S=1/5 を製作する。強度を調べる。

用具:厚紙 (厚2mm  巾18mm) ・接着材・カッターナイフ

2)実物製作

・製作用ラフ組立図と、部品一覧表をスケッチする。
・材料を調達し、木取と加工法を計画する。
・材料を昇降盤で機械切断加工し、部品を製作する。機械操作の訓練。
・釘の下穴をボール盤であける。
・部品を接着材と釘で組立てる。

3)写真撮影 作者が作品に、座った(または乗った)状態の写真。

4)強度試験 ストゥールの上に作者が乗って、10cm以上飛び上がる。

5)JIS 製図

・下画:方眼紙、斜眼紙に鉛筆画する。MAC 実習
・仕上:トレーシングペーパーA3に鉛筆画を複写する。

用具:方眼紙A3・斜眼紙A3・鉛筆(1mm・0.5mm)・定規

a.組立三面図(scale=1:5 部品番号・寸法線)
b.部品表・部品番号・規格       ・長さ・数量・用途
(例)・ ・  ・杉貫板 13 X 90・ 400・10枚・座板・脚
c.アイソメトリック図
d.表欄 ・品名:   ・制作:   ・所属:    ・デザイナー:

Gerrit Rietveld