奨学金制度

 

1)多摩美術大学奨学金

出願資格:本学二年生以上の学生であること。学業成績および人物とも優秀である者。経済的理由により学業の継続が困難な者。
募集:毎年、年度はじめに募集する。
給付額:年額20万円
給付期間:年2回に分けて給付し、当該年度1年限りとする。ただし、次年度以降再出願することを妨げない。

出願状況と採用者数
    1997年度 1998年度 1999年度
    応募者数 採用者数 応募者数 採用者数 応募者数 採用者数
美術学部 2年 16名 1名 33名 5名 41名 4名
  3年 14名 5名 20名 4名 23名 1名
  4年 18名 5名 11名 0名 12名 5名
二部 2年 9名 3名 16名 5名 6名 1名
  3年 2名 1名 2名 0名 7名 1名
  4年 0名 0名 2名 1名 2名 1名
大学院 1年 6名 2名 24名 3名 17名 3名
  2年 2名 2名 5名 1名 7名 2名
学部留学生   2名 0名 12名 0名 12名 1名
院留学生   4名 1名 9名 1名 9名 1名
合計   73名 20名 134名 20名 136名 20名

 

2)多摩美術大学校友会奨学金

制作、研究活動に熱心な学生に対し、一年限りの奨学金を給与します。ただし、多摩美術大学奨学金採用者は除きます。

1997.06.02 授与[校友会奨学生公募]今年から校友会独自の選考方法がとられることになり,学生には現在の制作構想あるいは研究プラン等のレポート提出を求めた。集められたレポートは理事会出席の全理事に目を通してもらい,慎重な審議を経て,5名を決定した。今回の応募状況は準備期間を長くとったためか,集まったレポートは内容的に立派なコンセプトを持った記述が多く判定に苦慮した。5名以外の諸君にも甲乙つけがたいレポートが沢山あったことをここに記して来年再度の挑戦を望みたい。選ばれた5名のレポートは目立って,現在進行中の作品の完成度を高く求めた構想,あるいは将来への抱負など極めて意欲的な論述であった。今日のアートの仕事は,唯描けば良いとするものではなく,様々のテクスチャーを用いた発言が要求されているように思う。21世紀を前にして,5名の若い目が新しい時代を充分に語ってくれることを期待している。授与式には出席理事の見守る中,会長が一人一人に言葉をかけ奨学金を手渡した。留学生も含めた5名の学生からも,それぞれ謝意が述べられた。

1998.00.00 授与[校友会奨学生]若い後輩を育てるのが,校友会の目的の一つです。公募した企画書に基づいて,理事会が各学科の先生方の推薦を参考に審査しました。奨学金授与者の作品は,1999年4月に横浜ガレリオ・セルテに展示する予定です。昨年に引き続いて本年も良い企画案を提出した学生がおりましたが,多くの学生に機会を与えるという奨学金の主旨により,他の企画に譲ったケースもありました。若い人の育成のために,今後も校友会は奨学金制度を積極的にすすめてゆきます。山貫佐恵<代表>( 学部芸学4年)、福田龍郎(大学院油画1年)、河内秀子(学部油画3年)、飯島亜由紗(二部芸術映像3年)、杉山実(大学院版画1年)、菅沼蔵人(二部芸術映像4年)、井内利江子(大学院油画1年)、小倉周(二部芸術劇美1年)、江口由紀子(大学院油画1年)、内海聖史(二部油画3年)。

3)日本育英会奨学金

国が行う奨学金制度で、現在本学で、もっとも多くの学生がこの制度を利用している。大学は出願者の学業成績、家計状況、人物、健康などについて審査を行ない、選考のうえ日本育英会に推薦している。
このほかに、高等学校在籍中に在籍高校を通じて出願し、推薦を受け、大学進学後の奨学金を予約する方法がある。

種類と貸与額
第1種(無利息貸与)  自宅通学者 50,000円、自宅外通学者 60,000円
きぼう21プラン(利息付貸与) 30,000円、50,000円、80,000円、100,000円から選択。

推薦
人物、健康、学力、家計基準の各項目の総合判定による。
第1種の学力基準については、1年は高等学校又は専修学校の高等課程最終2ケ年の学業成績が3.5以上、2年以上は、本人の所属学科における学業成績が、上位1/3以内と数値化されている。
出願者が増えたことに加え、きぼう21プランの貸与額が選択制となったため、安易な高額貸与希望の防止、返還義務啓発、修学の意思等推薦にあたってきめ細かい指導を含めた面接が必要となり、平成11年度より各所属学科教員による面接をしている。

1998年度日本育会奨学生数と比率
  1学年 2学年 3学年 4学年 合計 大学院
  美術
学部
二部 美術
学部
二部 美術
学部
二部 美術
学部
二部 美術
学部
二部 1年 2年 合計
  % % % % % % % % % %
日育1種 50 5.9 10 4.7 33 4.8 9 4.6 36 5.3 9 4.5 36 5.4 6 3.5 155 5.4 34 4.4 22 22 44
日育2種 29 3.4 9 4.2 36 5.2 7 3.6 42 6.1 8 4.0 36 5.4 5 2.9 143 4.9 29 3.7 4 4 8
併用(内数) 0   0   0   0   1   1   1   0   2   1   0 0 0
合計 79 9.3 19 9.0 69 10.0 16 8.2 78 11.4 17 8.5 72 10.7 11 6.4 298 10.3 63 8.1 26 26 52

 

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日本育英会奨学生数 1999年12月1日現在
  1学年 2学年 3学年 4学年 学部計 大学院
  美術
学部
造形
表現
美術
学部
二部 美術
学部
二部 美術
学部
二部 美術
学部
造形
表現
合計 1年 2年 合計
日育1種 44 15 47 10 35 8 36 9 162 42 204 22 25 47
日育2種 0 0 28 7 33 7 41 7 123 21 144 0 4 4
きぼうプラン 118 16 64 10 42 4 11 2 235 32 267 13 6 19

併用(内数)

(7) 0 (1) 0 (2) 0 (1) (2) (9) (2) (9) (1) 0 (1)
合計 162 31 139 27 110 19 88 18 520 95 615 35 35 70

 

美術学部学年別在籍者に対する奨学生構成比率
  在籍数 1種 2種 きぼう 合計比率
1学年 864名 5.1% 0% 13.7% 18.8%
2学年 819名 5.7% 3.4% 7.8% 17.0%
3学年 665名 5.3% 5.0% 6.3% 16.5%
4学年 675名 5.3% 6.1% 1.6% 13.0%
全学年 3,023名 5.4% 4.1% 7.8% 17.2%

 

4)その他の奨学金

地方公共団体や民間の育英事業団体の奨学金制度などがある。奨学金の募集依頼があれば、その都度、掲示募集をしているが、入学前に手続きを行なう団体もあるので、各自で関係地方自治体等に直接問い合わせる必要がある。

 

5)留学生の奨学金

私費外国人留学生に対しては、授業料の減免制度を取り入れており、留学生の学費の軽減を計っている。
奨学金については、美術学部、大学院ともに1学年の場合は入学時の成績のみで留学生の資質等を判断できないので、基本的には本学での1年間の授業等の経過を把握して推薦する場合が多い。減免も必ず申請者全員が減免されるとは限らないが、今年度は申請者全員が授業料の30%を減免された。

私費留学生の授業料減免 1999
  学年 申請者 採用者 減免額
学部 1年 10名 10名 375.000円
2年 10名 10名
3年 10名 10名
4年 7名 7名
37名 37名
大学院 1年 11名 11名
2年 11名 11名
22名 22名
合計 59名 59名  
文部省の学習奨励費 1999
  学年 出願者 採用者 支給月額1年間
学部 2年 10名 5名 49,000円
3年 10名 7名
4年 7名 2名
27名 14名
大学院 2年 9名 7名 70,000円
地方自治体の奨学金 1999
  条件 採用者  支給月額
八王子市 市在住の学部生 2名 10,000円
多摩市 市在住学部・院・研究生 1名 9,000円
日野市 市在住学部・院・研究生 1名 6,000円
その他の奨学金 1999
  条件 採用者 支給月額
ロータリー米山 大学院生 1名 150,000円
アサヒビール奨学金 大学院生 1名 100,000円
多くの奨学金は、給与(卒業後の返還は必要なし)
成績優秀者が条件となっている。

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留学生の在籍状況 1999
  私費 国費 韓国 台湾 中国 その他
美術学部 1年 11名 0名 11名 6名 3名 0名 2名
2年 10名 0名 10名 9名 1名 0名 0名
3年 11名 0名 11名 6名 4名 1名 0名
4年 8名 1名 9名 7名 2名 0名 0名
小計 40名 1名 41名 28名 10名 1名 2名
大学院 1年 11名 2名 13名 9名 0名 3名 1名
2年 11名 3名 14名 10名 1名 1名 2名
小計 22名 5名 27名 19名 1名 4名 3名
合計 62名 6名 68名 47名 11名 5名 5名
研究生 12名 0名 12名 8名 1名 3名 0名

 

(学生課長 植村博)