《多摩美術大学 芸術学 2006》
多摩美術大学 美術学部 芸術学科
多摩美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 芸術学専攻
多摩美術大学 芸術人類学研究所
東京都現代美術館 キュレイトリアル養成部門
新世紀の混沌を理論的・実践的に切りひらく精鋭を育成する学科として
芸術の開かれた領域全体を対象に、形骸化した知識や論理を離れ、
あらゆる文化のジャンルに広い関心を注ぎながらも細分化せず、それを
現代に生きる人間の根源的な営みの結果として一挙にとらえる、総合的な視座によって。
1)《森の知の環境》
新校舎、新図書館、新研究所によって囲われる爽快なトライアングル
2006年4月 芸術人類学研究所設立
2007年4月 芸術学科棟竣工
2007年7月 新図書館竣工。
2007年7月 芸術資料センター完成
2)《5年一貫プログラム》
大学院とのあいだを一貫的なカリキュラムでつなぐ「5年一貫プログラム」
5年間で修士号を取得でき、4年生でもマスター単位が取得できるで、優位で素早い社会へ
*アートセオリー学科は大学院重点化を基本方針とする。
*《学部―修士》の6年を一貫した課程としてとらえなおし、一年短い「5年一貫プログラム」を設計して教育を行なう。
*最短5年で、大学院の修士号まで取得して卒業できるようにする。
*これにより、博士課程への進学も、強くうながすことができる。
*幅広い知識を身につけたい学生は、院に進まなくても4年次に専門外の講義を履修し、その目的を達成できる。の飛躍
3)《芸術人類学研究所》
第一線の高度な研究活動と多彩に結び合うアクチュアルな授業
芸術人類学研究所は、21世紀の人間の学を、芸術の機軸とし人類学を基盤として再構築するために設置されました。
ことに、人間の知性の働きを、無意識の理論と合理的意識の理論という異なる理論の結合として理解する独自の方法によって、芸術・宗教・思想のみならず、法や技術の本質までを、一貫した方法で探求する機関です。
芸術人類学研究所は、日本文化の特性と整合的なオリジナルな思想の確立を求めると同時に、グローバル化する世界に対して未来的な指針を与え、ひいては、芸術の本質そのものを、太古から未来にわたる文明史の中にあらたに位置付け直すことを目的とします。
4)《美術館キュレイトリアル養成部門》
提携する授業
5)《デュアルコース・メソッド》
高度専門職にも諸分野の研究者にも、両方向へ道をひらく芸術教育
左の縦列は7つの分野、左右は授業方法の4種類を示す。
4分類は真ん中で大きく2つのコースに分れるが、左に寄れば「研究者コース」、右に寄れば「専門職コース」となる。
「学年」欄の数字は履修できる標準学年を示すが、それより1年早く履修できる。
理論の連携システムの強度は、あらかじめ4×7の格子が、諸科目によってバランスよく埋められているところから生れる。
各分野・各方法は2つのやや離れた概念の効果的な組合せによって成立していて、科目同士は密接に連関しながら多面的なテーマを扱えるように作られている。
◎指揮 各分野の指揮は専任教員が当たる。
分野枠内において、各分野指揮教員は自身の科目のみならず非常勤教員による科目の構成をも効果的に組み合わせ、分野枠内のカリキュラム・コンダクターとなる。このために1つの分野枠が1つの小さな、しかし独自な「科」を構成し、大きな「芸術学科」のクオリティを、細部から高めるような仕組みとなる。
6)《積み上げ格子式・システマティック・カリキュラム》
学んでいる位置がわかる。部門別に各教授が指揮して、新世紀に対応
各教授が指揮する、科目を充填した強固な枠組みを作る。
進路別履修パターン表(必修を除く)
各科目の履修順と難易段階が一目でわかり、学生は科目を積み上げて確実に学んでいく意識をもつことができる。
◎高度化・専門化は社会への飛躍力を高めるものでなければならない。芸術普及、アートマネージメントについてはカリキュラムに積極的に盛り込む。教職課程、司書課程などについて。
◎進路の実績と新たな予想に関しては、「ぜひとも積み上げて履修すべき科目群」を具体的にまとめる。
◎語学の徹底重視 理論化・高度化に必須のものとして、語学重視方針が徹底される。
*英語 英語を第一外国語とし週3こま、1・2年で12単位取得する。外国人アーティストによる授業など、独自の教員を起用する「AT英語」も開講する。「リーダー」(芸術にかんするテキストを読む)は1こまで、科で独自に教員を起用する。「会話と文法」は2こまで、科で独自に教員を起用する。1学年を2クラスに分ける。
*第2外国語 第二外国語は、共通教育の「仏・独・伊・中・韓」からひとつ選び、週2こま、1・2年で8単位取得する。
◎入学直後からの高度な教育 「基礎ゼミ」に全専任教員があたり、全員を2つのクラスに分ける。現代クラシックスといえる本を読ませるなど、入学直後からの高度な教育によって、スタートラインから底上げする。この「アートセオリー基礎ゼミ」は 半期(3人の専任教員)×2 とする。
◎連鎖講座の開講 著名で多彩な各界の才能を招き、文化の第一線にじかに触れさせる連鎖講座を開講する。連鎖講座は1-3年次の3年間が必修である。連鎖講座には「21世紀文化論」(1年と半期継続)と「文化交渉史」(半期)をひらく。
■ 募集定員、授業料、入試方法については、12月に、ホームページに掲載します。
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