在鮮時代1919-24に朝鮮警察協会会長として機関誌「警務彙報」に執筆した記事と内地外地に亘る日本各地での講演内容とを収録。
朝鮮の警察制度を中心とした朝鮮統治の推移と現状を著した。
[目次]
標題
目次
一 朝鮮統治策に關し吉野博士に質す / 1
二 朝鮮統治と現下の趨勢 / 15
三 近代社會事業の趨勢 / 39
四 太平洋會議と朝鮮問題 / 76
五 戰後の二大思潮と公正なる思潮の批判 / 90
六 我輩の覺悟を表明す / 115
七 露國過激派と其陰影 / 125
八 世界思潮と我國の地位 / 144
九 就任の始めに際して / 153
十 警察と社會救濟 / 159
十一 民衆と警察との理解を促す / 200
十二 警察より佛の道へ / 211
十三 民衆處遇は親切叮嚀、强制處置は必要主義を提唱す / 236
十四 國境警備に就て / 245
十五 朝鮮の治安に就て / 255
十六 朝鮮現下の病弊 / 288
十七 時事雜感 / 307
十八 朝鮮の實情を說いて其の理解を促す / 334
十九 朝鮮人に眞の宗敎心を植付けたい / 404