デザイン科と建築学科の改組
1)美術学部4学科設置申請
1996.07.23 文部省企画課相談室を訪問
1996.10.23 文部省企画課相談室を訪問
1997.03.07 文部省企画課相談室を訪問
1997.04.03 文部省企画課相談室を訪問
1997.04.30 寄附行為変更認可申請
1997.07.31
追加書類、付属書類、資料及び寄附行為変更の法人管理運営資料
1997.08.20 文部省行政課、面接審査
1997.09.12 文部省企画課、面接審査
1997.09.30 教職課程認定申請
1997.09.30 デザイン学科、芸術学科の収容定員減少申請
1997.10.20 文部省、面接審査
1997.10.31 補正申請
1997.12.19 4学科設置認可
1998.02.05 変更登記完了届
1998.05.15 建築計画変更、履行状況報告
1998.06.18 入口土地購入による建築計画変更申請
1998.05.02 履行状況報告書
1999.05.11 履行状況報告書
1999.12.17 環境デザイン学科 一級建築士受験資格認定
1998.04.23 環境デザイン学科 一級造園施行管理技術資格認定
現在の日本では、国際社会のなかで、新たな文化立国をめざし、多方面における芸術への期待が高まっています。またコンピュータをはじめとして、メディアは急速な進歩を遂げ続け、アートやデザインの分野においても、それをとりまく環境や条件は激変しつつあります。
そうしたなか、他大学に先駆けて、こうした社会の要請に現実的なかたちで応えるとともに、60余年におよぶ本学の国際的水準である美術教育をさらに強力に推し進め、21世紀を見据えた教育改革、とりわけ、平成10年度より美術学部デザイン科の一部と建築科を再構築する改組転換と、新学科の設置を行いました。
改組転換は、現在のデザイン科立体デザイン専攻プロダクトデザイン専修、インテリアデザイン専修、クラフトデザイン専修と、デザイン科染織デザイン専攻および建築科が対象です。
建築科は、インテリアデザイン専修の教育と統合し新たにランドスケープデザインを加え「環境デザイン学科」としてその教育研究を拡張し、インテリアや建築にとどまらず、ランドスケープまでを含めた環境のデザインを教授する。また、既設の建築科と同じように、1級建築士の受験資格取得を目的に、実習教育課程も設置した。
プロダクトデザイン専修と染織デザイン専攻の教育を一つの学科に統合する「生産デザイン学科」は、工業的手段によって生産されるあらゆる製品のデザインと、さらにはテキスタイルアートといった分野まで、我々が文化的に生活するうえで欠くことのできないものをつくりだします。
立体デザイン専修のガラス教育と金属教育は、絵画科の油画専攻で行われていた陶教育と一つの学科に統合し「工芸学科」となった。量産されるデザインに対し、実材を手で工作することにより、新しい現代美術の領域の開拓をめざす。
さらに、これからの人間生活、社会、環境を豊かにするために、芸術的創造性と情報工学技術とを兼ね備えた新しい人材が国際的に求められている社会情勢を受けて、本学の伝統と実績をいかし、感性的な教育を中心とした伝統的な美術教育と、人間の理性を基盤とした情報の工学教育を融合させ「情報デザイン学科」を新設し「対話する技術者・創造するデザイナー・科学するアーティスト」をコンセプトに、新しい時代の情報デザイン学を確立します。
2)学科名称変更申請
1997.07.10
グラフィックデザイン学科、絵画学科、彫刻学科への学科名称変更申請
1998.02.12 学科名称変更認可
1998.04.01 変更登記完了届
本学においては、近年のデザイン分野の教育研究領域の広がり及び産業界におけるデザインの多様化とコンピュータに代表される技術の発達を踏まえ、社会の要請に応えるべく、美術学部デザイン科の教育課程の充実を図ってきた。その結果、デザインの範疇に含まれる内容が多岐に渡ることとなったが、教育研究内容が成熟し、各々学科として独立し得るだけの教育内容が確立されたことからデザイン科を再編し新たな学科を設けることとした。
しかし、デザイン科は再編後も本学の伝統とするグラフィック・デザインを中心に、教育研究を行うことから、再編後の他のデザイン系科の名称との整合性を取り教育内容を明らかにするためデザイン科を「グラフィック・デザイン学科」に名称変更することとした。なお、グラフィック・デザインに関する教育内容については、長年にわたり教育課程の充実を図ってきたことから、今回の名称変更における教育課程の変更は行わない。
また、学科名称を一般的な名称に統一するために、絵画科、彫刻科の既設学科については、教育内容を変更することなく「絵画学科」「彫刻学科」とした。