内田秀五郎

1876年 誕生
1907年 井荻村長 井荻信用購買組合(東邦信用金庫。現西武信用金庫)設立
1921年 電灯の敷設
1922年 中央本線荻窪駅~吉祥寺駅間の西荻窪駅誘致7月15日
1932年 井荻水道の完成
1935年 区画整理の完了
     帝国美術学校父兄会 内田府議に調停を要求
1944年 藍綬褒章
1953年 内田秀五郎胸像

内田秀五郎翁は人格高潔資性温厚天賦の才能自ら備わり
有能達識の偉人地方自治開拓の慈父にして文化開発の大恩人なり
明治九年十一月内田家に生る
年二十一厳父を喪い独力克く父祖の業を継ぐ
年三十にして衆望を担って全国一の年少村長となる
爾来多年一日の如く終始渝らす説意自治の為めに生き文化の為めに生涯を捧ぐ
人悉く其の徳を仰ぎ其の思恵による常に百年の計を樹て千年の後を慮る
翁の雄図は大正十年電灯の布設となり
昭和七年井荻水道の完成
又同十年には拾ヶ年の苦節実って全国唯一の大区画整理を完遂する等
社會福祉の為めの功績挙けて数うべからす
又幾度か府政都政にも参与時に議長となって其の令名を讃われ
今尚全国農業委員会協議會長として活躍せらる
昭和十九年二月宦其の功を賞して藍綬褒章を賜う
今や喜寿を祝するに方り円満玲瓏玉の如き翁の人格と徳望とは翁を敬慕する人々により地を此処に卜し
寿像を建て辞を刻して永遠に伝う千載不磨の名は日月と輝き天地と倶に遣らん
東京都知事 安井誠一郎