直喩・明喩 simile
ようだ、みたいな、as,like
共通基盤による比喩表現
対象間に類似性を発見し設定する
新奇な表現に適合する。
隠喩・暗喩 metaphor
眼は湖のよう 特徴類似性
眼は心の窓 類推関係
眼はカメラ 構造類似性
人生は旅 概念体系 |
換喩 metonymy
(a)空間的隣接対象を指す
部分で全体
赤ずきん=女の子
容器で内容物
ボトル=酒
建物で機関
ホワイトハウス=合衆国政府
(b)時間的随伴事象を指す
結果で原因
涙を流す=泣く
原因で結果
ハンドルを握る=運転する
作者で著作
チョムスキ=書いた著作
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提喩 synecdoche
カテゴリと典型性
花見に行く 花=桜
白いものが降ってきた
白いもの=雪
人はパンのみにて生きるにあらず
パン=食物=物質的満足 |
喩辞 vehicle
被喩辞をたとえる概念、基底領域、媒体、伝達具 喩辞は、被喩辞よりも、既知で、顕著な特性、関係、構造、高いイメージ価をもつ
被喩辞 topic,tenor
たとえられる主題、概念、目標領域 未知の概念や抽象概念を、既知の概念や具体的な概念でたとえる
記憶はタンスのよう エイズは時限爆弾
比較理論 comparison theory 隠喩は、被喩辞(主題)と喩辞(たとえる語)の暗示的比較による類似性の陳述とする理論。隠喩「愛は角砂糖だ」は、直喩「愛は角砂糖のようだ」の縮約形として考えられる。その理解過程は、被喩辞「愛」と喩辞「角砂糖」の比較による共通基盤{甘い,..}の発見として説明できる。
緊張理論 tension theory (1)被喩辞と喩辞の間の緊張(2) 字義的解釈と非字義的解釈の緊張(3)類似性と非類似性の緊張 これらの緊張(矛盾、葛藤)によって、隠喩は新しい意味が生まれ、生きた隠喩となる.逆に慣用化した隠喩は死喩(dead metaphor)である。
相互作用理論 interaction theory 隠喩における被喩辞と喩辞の相互作用による類似性や新たな意味の創発 隠喩の意味は、字義通りの表現に置き換えることはできない 領域相互作用理論は、被喩辞-喩辞の領域間の非類似性が比喩の斬新さに、領域内の(構造的)類似性が理解しやすさに影響を及ぼし、両者の結果として、隠喩の適切さを説明する。
顕著性不均衡モデル salience imbalance model 隠喩は共有特徴が少ないにもかかわらず、類似性を高く認識でき、また比喩性がある。
隠喩における被喩辞と喩辞の共有特徴の顕著性は、被喩辞よりも喩辞においてきわめて高いという不均衡がある。 「心は沼だ」の共有特徴{深い}は、「心」よりも「沼」において際だつ特徴である. その不均衡が比喩性の源になっている。 一方、共有特徴の顕著性に不均衡がないのが、字義通りの類似性である。 |
批判的思考 critical thinking 推論の規準(criteria)や根拠に基づく、論理的で偏りのない思考。 読解、議論、問題解決などにおいて自分の推論過程を吟味する反省的な思考であり、何を信じ、主張し、行動するかの決定に焦点を当てる思考である。 その構成要素には、情報の明確化、推論、確からしさを評価する能力・スキル・知識と、柔軟かつ客観的で熟慮的な態度がある。
控えめな表現 Understatement 抑言法 Meiosis 緩叙法 Litotes
婉曲法 Euphemism トイレ・はばかり・お手洗い・化粧室 結構です・考えときます
偽悪語法 Dysphemism
誇張法 Hyperbole
概念メタファConceptual metaphor
相互作用理論、顕著性不均衡モデル、認知言語学 、典型性
基底領域、顕著性落差モデル、
目標領域、対比モデル、顕著性落差モデル、
身体化、認知言語学、現実性識別、記憶方略
因果推論、スクリプト
モニタリング、問題解決、探索、制約、洞察、ジェネプロアモデル、関係レベルの類似、対象レベルの類似、対比モデル、類似の多次元尺度モデル、類似の非対称性、対比モデル、顕著性不均衡モデル、写像、構造写像理論、システム性原理、構造的配列、MAC/FAC、ARCS、ACME、Copycat |