岩崎徂堂「新事業発見法」
大学館, 明36.6 [国立国会図書館]
目次 | gif | |
第一編 総論 | ||
第一章 |
発見の要素 一、學理上の智識 二、実際上の智識 三、先見的明識 四、忍耐の養成 |
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第二章 |
事業は時勢に伴う、今日の時勢は果して如何なる事業を要求するか、国民の国家的観念、形式よりも実用、何処でも公共的利益。 | |
第二編 日用品の供給 | ||
第一章 台所の不要説 |
台所の不用説は社会経済問題より起る、ポールソン博士の持説、近事工業は次第に台所を襲う、香港に在る日本人の菓子製造所、全麗離なればせめて大改良すべし。 | 食品工業 |
第二章 台所に変わる中央局の新設 |
東京市内に大料理所を設く、株式会社組織、台所の廃止は贅沢の気風を滅殺す、台屋は不潔粗悪なり、此中央局の新設は種々の不便を一掃す。 | 外食産業 |
第三章 点火器械 |
世の進歩は何れの時か電燈瓦斯を不用ならしむ、米国文明国の最新なる点火器、瓦斯の利用、原料は日光大谷川の水力を利用す。電燈瓦斯会社の勤敵。 | 福沢桃介 |
第四章 履物の製造及販売 |
洋靴は日本服に不便なり、駒下駄高下駄は野蛮時代の遺物、優柔なる風習は人性を堕落せしむ、近来専売の下駄雪駄は形式に傾き実用を離る、宜しく実用に適し且つ経済なる品を発明せよ、紙製の履物は如何。 |
ズック doek |
第三編 諸他の事業 | ||
第一章 文明に供ふ旅館 |
村落の旅籠屋は兎も角、都会中以上の旅館は大改造せよ、旅館の悪癖、彼ら等が不信用は営業上に大影響を及ぼす、茶代は断じて廃すべし。 | ホテル |
第二章 西洋旅館の組織 |
欧州旅館の資本金と宿料、大旅館の消耗品、必要なる備付品、使役する人員の数。 | |
第三章 旅館刷新法 |
以下の旅館に対する改良事項 1、茶代は廃止を断行すること 2、客を優遇すること 3、衛生に注意すること 4、宿泊料、時間表,その他概要の事項を旅舍客に知らしむる方針を取ること 5、新たに客を得または従来の花客を失わざる事に注意すること 以上の旅館にたいする改良の要点。 (家屋の構造、庭園の設計、旅館と町の形勢、汽車汽船停車場との関係、旅館付近の人家に於ける取調べ、空気の流通と光線の進入、硝子戸の利益、室内は西洋間と日本間、付属品の新趣向、二階の昇降と大小便所との関係、室内に無線電信等の仕掛け、) |
環境 地域 交通 通信 |
第四章 旅館入浴場及び室内温冷機械 |
夏季は冷室機械を備付け、冬季は暖室機械を設く、米国中央気象室長ムアー博士の発明品一般、今日の風呂は不潔甚だし、垢を落す以外の目的に趣向しては如何、日本旅館の模範を示せ。 | 空調 |
第五章 電気応用の理髪 |
近来流行する器機刈、日本人は真似に敏活にして発明力に乏し、類似品の製造法は外人への恥辱なり、巴里に於ける新理髪法の構造。 | |
第六章 理髪業新方式 |
衛生に注意すべし、理髪所は種々の伝染病を媒介す、消毒法実行せざるは十文済みの百文損より甚だし、危険極まる伝染病患者の出入、理髪業者の短命なる理由、店の構造、機械の備付け理髪の方法、服の一定、客の待遇法、高き理髪料を受けて尚ほ繁盛する店あり、刻下改良を要する諸点 1、同業者の組合規約を厳格に制定し之に背く者は営業し能はざる事 2、理髪業の発達を計る為め組合は予め学識に富める者を顧問となすこと 3、理髪業者は時々身体の検査をなすこと、 4、各区組合は組合維持費を徴収せしめて、且つ組合員その他学識ある者を欧州に派出し、文明国の同業一汎を視察せしむること 5、休日を全廃し夜業時間を短縮すること 6、盆正月の祝儀を廃すること |
業界 理髪店 理容師 美容師 理美容師 理容師法 床屋 床山 髪結い |
第七章 散髪と流行 |
米国流散髪の由来、云はれを知らずに真似る人の可笑さ、素人同士の理髪法。 | |
第八章 模範的衛生理髪店 |
倫敦ジャーミン街に新設せし理髪店、黴菌の伝染の予防に深かし、外科医の手術室、壁は陶器、椅子は金属、油石鹸は消毒性の物、相場は世間普通、来客は山を為す。 | [Jermyn Street] |
第九章 写真術応用の範囲 |
写真応用は益々拡張さる、事務用としての懐中写真機、X光線写真、X光線の発明者、外科施術に応用。 | 写真 |
第十章 写真業及び製造業者の大結合 |
小資本の営業は大利益を得ず、宜しく大飛躍を試むべし、江木小川丸木写真店の内容、営業大改革の要領 1、各営業者を打つて一団となし、株式会社を組織すること、 2、同業者を組織し斯業の改良進歩を計ること、 3、年々同業者の写真品評会を開くこと、 4、組員を外国に派遣せしめ、斯業の実地を視察せしむること、 5、会員組織となし同会員には特別割引券を送ること、 6、写真の新趣向と、代価を改良すること 写真器機製造株式会社を設立すること、米国に於ける同業者の一大トラスト。 |
営業規模 |
第十一章 自転車流行の現状 |
都会及び地方は一汎に流行す、吾人自転車の必要を認む、廉価に販売する方針を取れ。 | |
第十二章 自転車製造会社の設立及び方法 |
従来の自転車に一層改良すべき要点 1、車両の数を減ずること 2、雷雨の折に用いて差支なきこと 3、蝙蝠傘を自由に挿しはめらること 4、機械は充分堅固に製造すること 5、製造品を廉価に販売し得ること 6、自転車に電信を仕掛ること |
自転車 |
第十三章
蝙蝠傘の新発明 |
現在の蝙蝠傘は実用上吾人を満足せず、時勢の進歩は雨傘の存在を認むる能わず、此種の発明資料 1、持運びに軽便を主とすること 2、如何なる強雨にも堪ゆること 3、最も廉価に販売すること 4、開閉を一層便利ならしむること |
傘 |
第十四章 蝙蝠傘製造、貸附会社 |
製造株式会社の創立、実用向に製造して安価に売れ、貸付会社の創立、事業の経営方針、不体裁と不便を一掃し得べし | |
第十五章 硝子製造株式会社 |
硝子板の製造はまだ能わず、外国よりの輸入高は多し、世の需要は益々増加を見る、硝子板製造会社の声なし、余が知人の計画、定款中の予算一汎、朝鮮支那印度への輸出品。 | ガラス |
第十六章 酒類の改良 |
酒の高きは一に課税の高さに原因す、人体に稗益なる酒を製造せよ、牛乳より製する酒、馬乳より製する酒、葡萄酒と欧米諸国の改良、香気葡萄酒の名を博せし所以。 | 酒 |
第十七章 凌雲閣の処分 |
凌雲閣建設の目的は事実と相違、今後の利用法、取壊はすか一部を改むるか、取壊し人に相当の報酬と煉瓦とを与ふるやの風説、処分はなかなかの難問。 | 凌雲閣 |
第十八章 廃物利用法の要件 |
浅野総一郎のコールタア利用、世に絶対的不要品なし、廃物利用の新事業発見の根拠 1、廃物の種類に由って着眼点を異にすること 2、時勢を洞察すること 3、学理上の研究を必要とすること 4、廉価に販売すること |
廃品利用 |
第四編 交通機関 | ||
第一章 交通事業発見の根拠 |
地理に因って各地の形勢を知ること、中央政府より発布する法規、地方自治機関の議決及び法規、鉄道熱の沸騰、無謀の計画、判断は常に正当なれとのロ氏が訓言。 | |
第二章 琵琶湖の開鑿 |
伊勢の海より若狭内海に通ず、今日の不便は遺憾なからしむ、舞鶴軍港の用、ウラジオストックへの警備、通商を盛んにし漁業を奨励せしむ、政府保護の下に全国大富豪を集めて大会社を組織す、通航税の徴収。 | |
第三章 鉄道事業の弊害 |
日本は実に鉄道国なり、鉄道布設の大眼目、賃金を低くしてより多くの客を乗せよ。鉄道馬車の実例、上等馬車に乗る者僅少、御者車掌の愚痴ダラダラ、馬車会社に注意の一二。 | 南津電気鉄道 |
第四章 鉄道事業の刷新 |
刷新すべき要点 1、鉄道員は一般商家ぼ雇人と同じく、乗客に対しては親切鄭重なるべし、 2、一朝事ある毎に賃銭の割引を為すこと 3、重なる駅には医者を雇入れ置くこと 4、会社は常に探偵員を雇入れ置くこと 5、社の業務に関し時々懸賞募集の方法を取ること 6、発車停車時間を厳格に実行すること 7、乗客の腰掛を窓の両側に一帯とし、空気の流通と清潔法を充分にすること 8、社員の賞罰を明らかにし励行すること 9、扶助恩給の規定を設くること 10、社員の地位を保償すること |
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第五章 政府自治体の決議に因る事業 |
道路の開通、電気馬車鉄道、汽船航行等より、更に他の事業を企画すること、万世橋の新停車場と自働電車、軌条を用いざる電気車の営業、電信電話郵便の個人事業となるべき時期。 | |
第五編 娯楽場 | ||
第一章 公園内の諸興業 |
浅草公園内の諸興行、演芸は始終同一、客の待遇は祖末、一種の新手段は女性の利用、以外の痴狂を演じて利を貪る。 | |
第二章 水族館と珍世界 |
真に二十世紀の娯楽場、英米人の邸内に水族館の設けあり、珍世界の来歴一般、大迫氏の卓見、珍世界の人気を得たる理由 1、陳列品数の多かりしこと 2、見る物多くもの一として斬新奇抜なりしこと 3、観客をして愉快以外に学問上の知識を得せしめること 4、木戸銭以外に観料を取らざること 5、日毎に斬新なる物品を差加へたること 6、毫も山師的ならざりしこと |
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第三章 公園内に於ける娯楽場の新設 |
株式会社組織とすべし、経営に対する著者の私見、何処までも文明的流、実体的の愉快、衛生上に注意。 | |
第四章 花屋敷の昨今及び新趣向 |
珍奇の動物を観覧に供す、以外の大入り、観客の数を増すべき一名案、利益の一部分は慈善事業に寄送せよ。 | [浅草花屋敷] |
第五章 演劇 |
壮士芝居の発端、角藤定蔵と中江兆民、初興行が大阪の阿波座、以外の上景気、口に改良を称へ行ひにY猥褻を学ぶ、川上と貞奴、俳優学校の創立難。 | |
第六章 演劇と新事業 |
芸俳優の欠点六つ、俳優は風俗人情を解すべし、見物人の眼識、刷新事項の要領、明治座に於ける川上狂言の脚本及び道具、彼は確かに成功せり。 | |
第七章 劇場の改築及び内部の刷新 |
改築すべき要点 1、硝子窓を多くすこと 2、梁を高くすること 3、入口を広くし出口を諸方に設くること 4、客間の仕切を広くすること 5、非常掲示板を設くること 6、場外に散歩所を設くること 7、番付を無代価にてつこと 8、鳴物を改良すること |
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第八章 娯楽場繁晶の要件 |
新橋五楽組合の景気挽回策、時勢に適する計画、手段の巧拙は盛衰に関す、繁昌の要件は如何に 1、娯楽場は広潤んるを要する 2、庭園を設くべし 3、演芸見ものは愉快に賞味あること 4、入場料を減額すること 5、客の感情を害せざること 6、娯楽場は勿論道具一切を清潔にすること |
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第九章 玉突場の新趣向 |
玉突の衰へし所以、電気を玉突に応用、興味実に多し、廉価に据付け得べい。 | |
第十章 納涼場 |
東京市中に納涼場なし、已むを得ず地方に避く、第一隅田川の中央部に新設しては如何、第二不忍池に小舟を浮かべて夜涼の便を供しては如何、第三向島付近に一大納涼場を設けては如何、王子大森辺の地を選ぶも可なり。 | |
第六編 農業事業 | ||
第一章 農業に機械応用 |
農具改良新機械の発明には乏し、今尚ほ先祖時代の遺物、機械応用の利益と米国最近の統計、農具の改良は収穫を多くし時間と労力を消略す。 | |
第二章 作物刈取り其他の機械 |
稲麦刈機械の発明法、耕作機械の新趣向、種蒔及び肥料散布機械、機械は廉価に販売すべし。 | |
第三章 電気肥料法と発見の要件 |
石炭の排棄、土地豊穣に電気使用、露国二学者の新発明、発見の表題、 |
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第四章 降雨器 |
降雨器は農家一汎に渇望す、雨太鼓の旧慣、既に発明したる者あり、若し完全なる発明を得ば農家用以外にも需用多し。 | 降雨器 |
第七編 水中に於ける新事業 | ||
第一章 海底沈没品の引揚 |
軍艦商船の沈没数は無限、これは新事業中の大事業、世界此の種の発明及び着手者無し、海産物は量を減じ沈没品は益々増す。個人事業としては至難、伊太利の学者と海面を見る機械。 | |
第二章 河中に投棄しある物件の利用 |
都会の支柱をな流る河中、水の疎流を名としての請願、先占取得の権利、船頭の過失平気の平左、此事業は一国の経済に大関係す。 | |
第三章 京浜航行の汽船事業 |
京浜鉄道乗客の数、隅田川の一銭蒸気、賃金と人情の傾く所、廉価にして鉄道と競争すべし、成功すべき要件、(一、乗客荷物の賃金を安くすること、二、乗客を待遇すること。三、往復時間を多くすること。四、賃金を一定し時々割引を為すこと。船中には有益なる事項を掲ぐること。 | |
第八編 輸出事業 | ||
第一章 満俺採掘事業 |
数年前は盛大 今は廃棄、満俺の用途は多し、日本国には産地少ならず、粗悪品の販売は遂に外商に信用を失えり、信用上の制裁、内地の小売位は微々たるもの、有望なる事業の中止は遺憾。 | マンガン |
第二章 満俺株式会社の創立 |
満俺は唯一の貿易品、大資本の下に経営せよ、直接に外国に輸送すべし、中江兆民等の計画、会社の趣意書一汎、(内国産満俺鉱出港別、内国産満俺鉱出区別、満俺の販路多し、我国の製鉄所も之を需要せらる、天与の実利を外商の掌握に放任すべからず、満俺の相場は益々謄貴す、) | |
第三章 経木真田 |
黍桿真田の輸出商、経木真田の発明、外国よりは一層良好、用途は黍桿真田より広し、農商務省内の賞品陳列館。 |
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第四章 支那貿易 |
我国の貿易値は支那を第一、蝙蝠傘の輸出高,日清及び北清戦争後と通商。強ち新事業を経営するに及ばず、多少の改良と価を要す。 | |
第五章 写真の輸出 |
高価なる密送の春画、国法の禁ずる所は奨励を欲せず、世の進歩と吾人の観念、如何なるものが売れ行くか、(一、国の模範たるべきものを撮影したる支那、二、風景風俗美術より人物の写真を輸出すべす、見よ諸文明国の刊行物を、) | |
第六章 竹細工の改良 |
竹細工は我国固有の美術品なり、年々の輸出高、細工方の拙劣、製造法の講研。 | 竹細工 |
第七章 美術品及び娯楽品 |
羽二重に花鳥風景を染出したる品、盆栽金魚昆虫小鳥等我国固有の動植物。 | |
第九編 衛生慈善事業 | ||
第一章 墓地の現在及び未来 |
東京市民の葬式一汎、従来の墓地掃除人、悪むべく嫌むべき悪弊、墓碑及び付属品の窃取。 | |
第二章 墓地掃除株式会社 |
墓地掃除事業は決して狭からず、谷中墓地に徴して廻るべし、掃除料の徴収、墓地の清掃は神仏に対する敬意を示す、掃除料は廉価に一汎に行き渡る方針を取れ。 | |
第三章 自然肥料株式会社 |
市中の人口より得る肥の価額、肥料汲取人と従来の慣例、差配人の領得、衛生上の失態、会社組織の必要と利益。 | |
第四章 肥料会社の創立と経営法 |
創立及び経営法の要領、(一、株式組織となし支社を市外の四方に設けること。二、株主中に地方の有力者を加ふること、三、規約を設けて厳格に実行すること、四、会社の営業は年の最初日より開始すること、五、汲取りたる後に充分の清潔法を施すこと、六、監査役を設けて汲取方清潔法を取調べしむること、) | |
第五章 慈善事業 |
人文の発達は此種の奨励を促がす、営利を目的とし兼ねて慈善の為すにある営業は少なし、新事業と云うより営業の新方法と云ひたし、慈善券。 | |
第六章 慈善券の応用法 |
如何なる商品にても差支なし、最も効果ある請品、(煙草類、二、小間物類、三、学校用具類、菓子類、)岩谷天狗は慈善騎士を口にしながら何故に右の法を実行せざる。学校用品に売券を応用する利益、著者の知人某の善行商、思はざる売れ行き。 | |
第十編 新事業発見の資料 | ||
第一章 欧米諸国に於ける発明事業 |
新発明のカラー写真 空中戦闘艦 空中飛行の乗合船 爆発薬の新発明 無声無煙銃 蜂に因って病を治す新法 一週間に世界を一周する船 慈善事業のトラスト 斬新なる救命船 電気性の樹氷 艇の構造と比しき望遠鏡 一風変わった救命服 私人用の無線発信器 容易に氷結せざる液体の発明 石油を燃料としての大船 機械仕掛けの自働帽子 奇なる天然の石鹸 新奇抜の煙消機械 珈琲は視力を 雲の上にある汽船 新発明の船 指を挿す破眠時計 人造ルビーの発明 黄褐色靴の色直し法 軌条に依らぬ電気車 無線電信にて将棋 牛乳用強圧殺菌法 家事用に電気 最軽便の蚊取法 馬の年を知る法 新発明の耐大ウヲリード 海底から海面を見る機械 磁石にアルミニューム 無線電信の応用 X光線で盗品捜索 暖気供給所 凋んだ花を生かす法 奇なる瓦斯の発見 火星との通信 暑気中の殺菌 避雷針は悠々物 新甲鉄材の発明 新案の急行列車 避雷気衣の発明 軽便なる天気予報器 圧力を秤る新機器 化学上に於ける新発明 に因って作れる家 状発対器の発明 電気蠅取器 速記用の新機器 インキの微菌 人造毛の発明 紙製の車輪 綿紡器機の発明 新発明の空中航行船 無線電信会社の新設 軽気球療法 家事用燃料に石油 硝子造の病院 腰痛神経病の治療新法 斬新なる入浴法 古靴の利用法 石油暖室法 最も仁恵的なる発明 新航海方法の発明 有望なる護謨製造事業 海軍用の一新器機 象牙製の時計 鶏視眼の治療法 新流行の葡萄酒 汽車の衝突を防ぐ法 磁気を含む泉水 声で人相を見る法 伯林の地下鉄 皮膚に写真する法 |