Shiro's Sitehist

生気論 Vitalism

1) 神学時代  the theological era 

古代エジプト Book of the Dead「日のもとに出現するための呪文」
カー(視覚的生命体)肉体から分離して自由となり、霊界とこの世とを結ぶ 精神
バー(聴覚的魂)肉体を離れ、さまざまな場所を訪れることができる活発な存在
アク(思考)死後の人々を助けることができる超自然の力 霊魂
レン(名前)シュト(影)イブ(心臓)

オカルト Occult 雰囲気オーラ Aura 霊性 Spirituality 心 Mind 
魂 Spiritvs 精神を支える気 人魂 生きがい
魄 Corpvs 肉体を支える気
概念 Concept 知識・感情・意思・情け 意識 観念 思考 認識 精神世界
精霊 Elemental 幽霊 亡霊 怨霊 生霊 悪霊 死霊 祖霊 聖霊 木霊 言霊
霊魂 soul, spirit, consciousness as substance
霊界 あの世 非物質世界 神 いのち ANIMA
通信 テレパシ
聖域 Asylum 結界 Interface
平将門怨念の空間 江戸の風水計画 風水の気 [文化人類学 池田光穂]
鎮守の杜 社稷の臣 鬼門 夫婦岩 バリ島 枯山水

2) 形而上学時代 an imperceptible metaphysical transition 


活力論 vitalism [Phrenology and the Psycograph] [osti] [Neuroscience]
瘴気論 Miasma theory of disease  悪い土地 悪い水 悪い空気
四体液説 黒胆汁、黄胆汁、血液、粘液 ヒポクラテス 前460-377
魂は、頭や胸ではなく血液にやどる。エンペドクレス 前490-430

生きている人間が息をすることから、生命力や聖なるものとして捉えられた気息の概念が生まれる。
息 ギリシア語 psyche プシュケー アリストテレス 前384-322 
植物プシュケー 動物プシュケー 理性プシュケー
魂 ギリシア語 pneuma プネウマ クラウディウス・ガレヌス Claudius Galenus 129- 200
自然精気 natural spirit 肝臓にある自然精気 栄養の摂取と代謝を司る
心臓の生命精気 Pneuma zoticon 血液と体温を統御する vital spirit
脳の中の動物精気 Pneuma physicon 運動知覚感覚を司る「霊魂生気」animal spirit
ラテン語 spiritus ヘブライ語 ruah サンスクリット prana

血液循環論 生気論的後成論 ウィリアム・ハーヴィ1578-1657
情念論 ルネ・デカルト 1649 
生物は体内の生気により有機物を合成する ゲオルク・エルンスト・シュタール 1659-1734
形成衝動 生物の形態は生命特有の因子により生まれる ブルーメンバッハ 1781
代替医療 少量の毒によって健康を増進する ザームエル・ハーネマン 1755-1843
ホメオパシ homeopathy アロパシ allopathy マヤズム miasm


3)  科学時代 the positivist period 酸素

井上円了1858-1919「霊魂不滅論」fig
グスタフ・フェヒナー1801-1887「死後の世界は実在します」

微小な動物 古代ローマのヴァロ
生きた接触体 contagium vivim Girolamo Fracastoro 1478-1553

生命ある者が、常に口から出し入れしている、眼に見えない気体を、なにか魂のようなものと理解していた人類が、その科学的な組成や質量を解明したのは近代になってからのことである。元気の素である酸素は赤血球と結合し、体の隅々まで運ばれ、細胞の酸化エネルギーとなる。呼吸


1768 An Experiment on a Bird in the Air Pump, by Joseph Wright


[маски] 

コッホ北里神社

4) 情報学時代

GFP 緑色蛍光タンパク質


「風の谷のナウシカ」菌類の森:腐海      [Jean Giraud, Moebius]

サイバースペース
「DNA」(=情報の塊)「情報」の概念
「新生気論」ネオヴァイタリズム
「動的目的論」dynamic teleology
「有機体の哲学」ハンス・ドリーシュ1909 
「調和等能系」全体の形態を維持 作用因「エンテレヒー」
「サイコヴァイタリズム」psychovitalism


観測問題 Measurement problem
帰納法の使用に基づく実証そのものの正当性はいかにして正当化されるのか
斉一性の原理 principle of the uniformity of nature
他の要因がない限り事象は今まで通り動いていく
反証主義 Falsificationism
原気(元気)
母体から受け継ぎ腎臓に貯蓄される先天の精が変化生成した気。
生命活動の原動力となる。
中焦からもたらされる後天の精により補給され、臍下丹田(陰交穴、気海穴、石門穴、関元穴のあたり)に集まり、三焦の働きで経絡を介し、全身を循って、臓腑・器官・組織に活力を与える。
宗気
肺において後天の精と天の気が交わって、胸中(膻中)に集まる気。
五臓の心と肺(六腑においては三焦の内、上焦)と関係が深く、臓の活動を支えている気(心の拍動を力強く、規則正しく行わせたり、呼吸や発声をしっかりとさせる気)
営気(栄気)
後天の精から得られる陰性の気(水穀の精気)。津液を血に変化させて、血とともに脈中を行き、1日に人体を50回以上も循って臓腑や手足などの内外諸器官を栄養して、それらの活動を支える。
衛気 えき
後天の精から得られる陽性の気(水穀の悍気)。脈外を素早く循る気で、特に体表近くで活動、肌膚を温め(体温保持)、腠理を開闔(皮膚の収縮と弛緩)し、外邪に対する防衛的な役割をしている。
真気(正気)
先天の気と後天の気からなる気。人体の正常な活動を支える気。
臓気
五臓におさまり、それぞれの経絡の活動を支えている気。
経気
経絡中を行き全身を循り、それぞれの経絡の活動を支えている気。
胃気
胃を働かせる気、胃の働きによって得られた後天の気のことで、有無は予後に重要な影響を及ぼす。