แคน ラオ族笙 Khaen . [タイ文化センタ] →モン族芦笙 Qeej

タイのイサーン地方の風土音楽 フリーリード楽器
吹き込んだ息で金属の薄い板を振動させ、竹の管で拡声する仕組
ハーモニカと同じように、息を吹いても吸っても音が出る。
それぞれの竹の管には指穴があって、これを塞いだところだけ音がでる。
ターオ・カム・カーダー(Thao Kam Kada)の叙事詩 タオ・クー・ランの物語
パニャー(Phagna、「大君」)がアーラービック(Koravirk、「不死鳥」)の歌に強く魅せられ、自分の手元に置きたいと望みました。しかし手に入れることはできず、不死鳥の声を再現できる楽器を作るよう、多くの職人に命じました。職人たちは、この奇跡のような音楽をほぼ再現することのできる楽器を作り出し、ケーン・デー(khaen dae、最高のもの)と名付けました。

ケーンは非常に古くからある楽器の一つで、二千年以上前の遺物からも発見されている。
タイではケーン(タイ文字は แคน)、 メオ族はゲン(เก้ง)、中国の一部ではチャアン、朝鮮ではセーン、日本は笙(しょう)

モーラムはラーオ族の精霊信仰(ピー信仰)的でシャーマン的な歌。
モーラムのジャンルの中で特に古いとされるラム・ピーファーと呼ばれる物は、ピー・ファー(天の霊と言う意味で、女性の病人に憑依し治療すると信じられている。)とよばれる霊を操るために用いられた。「モー」とは「スペシャリスト」、「ラム」とは「歌」

モーケーン、mo khaen(ケーンの名手)になるためには、32の旋律の奏法を学ばなければならない。32という数字は人間の魂の数を象徴している。一方で、タイ・デーン(赤タイ)族などタイ族の間では、32ではなく、頭だけで30の魂があり、体には90の魂があって、全体で120になると信じられています。この数は、メコン平野部でも、伝統的なバーシー(baci、精霊信仰の儀式)において一般に受け入れられる。
16本の筒があり、穴を抑えると、その筒が鳴る。和音が鳴らせる笛。

[LAO LANEXANG3] [Making the Khan instrment] [Jonny Olsen] [mp3] [mp3] [mp3] [Champion] [Lam Lao action]

[竹製の民族楽器] [イサーン日記]