情報デザイン学科/情報藝術コース/メディアアート基礎 |
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2007/04/17 TA Diary ×無闇に、がんばっても、揚がらない凧 (盛優子)
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1-0 目的の設定 現実の形態は、機能性・材料特性・経済性・耐久性・審美性などの様々な要素が互いに絡みあっていて成立している。したがって。形態創作の実際においては、混沌とした矛盾に遭遇することとなる。独創的なアイデアを具現化していくためのデザインプロセスを学び、矛盾するデザイン要素の均衡を探る。 テーマに立体凧を設定し、現物試作による実験を行いながら、設計データーのないデザインプロセスを学ぶ。凧は風によって揚がる。凧を揚げる人はただの錘の役をしているに過ぎない。風は見えないし、設計者が無闇にがんばっても、凧は揚がってくれない。凧を設計するためには、情熱的な意欲と、冷静な知恵と、行動的な実験が必要となる。 自然の風と大地の地形が相手の、雲を掴むような課題である。参考資料は皆無といってよい。僅かに第一次世界大戦での偵察用軍需凧の資料と現代のレジャ−凧の資料が存在するが、科学的な資料ではない。
この3要素の組み合わせにおいて、次のデザインを決定しなければならない。
1-3 プレゼンテーションを学ぶ 創作の成果は、グラフィック技法を駆使して、作品の美的表現および客観的な情報をウエブサイトにアップし公開する。
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提出:すべての面が平行である形態のムネイルスケッチ63点を描いて、ピンアップする。 |
2-0 アイデアの展開 :問題点を認識して、可能性を探究する。 a. 風の特性:季節の風 2-2 基礎形態の展開 a. 正面図から奥行き方向への変形 |
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2007/04/24 TA Diary
提出:サンプルの実測製図 |
サイバ−環境の説明(操作の制限状況) 3DCADのアプリソフト説明 [DB]の操作説明 |
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2007/05/01 TA Diary
提出:構造と形態のラフスケッチを制作し、模型材料を調達する。 |
2-3 飛揚する形態:単純で合理的な美しい形態を創作する。 1)凧は、風の強さにあわせて、飛揚に最適な姿勢角度を自動的にとる。風力と風向は絶えず変化するので、迎角・膜面揚角・作用点は自由でなくてはならない。bridle拘束しない。 2)凧の全体形状・縦横比・糸目の位置は、風に逆らってはならない。 3)スケーリングの原理により、構造体は大きい程軽量となり性能が上がるが、反対に強度が落ちる。材料固有の適切な寸法がある。 4)揚力を発生するのに有効な膜面と、無効な膜面があります。余計な膜面は、ピッチング・ローリング・ヨーイングの原因になりますが、省略しすぎると、横滑りの原因となり、安定性した動作ができません。
2)対風圧強度
3)耐衝撃:
4)有効膜面積の計算:斜投影面積 5)重量計算:膜面荷重=総重量/有効膜面積
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2007/05/08 TA Diary 提出 :スケ−ル模型 |
3-0 デザインの定着
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2007/05/15 TA Diary 15日火曜日1ー2限にメディアセンタ 提出 :HTMLをアップする。 |
(サイバ−環境の説明)■ |
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2007/05/22 TA Diary 1)井上がHTMLとログインの説明をする。 2)高橋研究室のオフィスアワーに、模型を個別チェックする。 提出:精密模型を完成して、画像をサイトにアップする。
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3-2 ディテ−ル設計
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2007/05/29 TA Diary 提出:原寸物製作のための準備(ラフスケッチ・三面図・材料表・重量計算書などを制作する) 材料を調達する(規格寸法、価格と調達法、材料特性)材料購入表・予算 |
3-3 デザインの決定 1)膜材料:ポリエチレンゴミ袋、厚さ、強度、比重0.94 2)糸材料:ビニロン畳糸2000m、繊維の組織、引張強度 比重
3)骨材料:桧角材の断面形状、木組織の特徴 曲げ強度 比重0.5 4)粘着テ−プ:、ベース 材質、粘着剤、強度、耐久性 5)その他 ビニール管と丸棒 |
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2007/06/05 TA-Diary
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4-0 試作機の製作と実験 4-1 製作場所: 4-2 実験場所:
4-3 飛揚実験:
4-4 性能測定/強度:
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2007/06/12 TA Diary |
この日に凧を完成して、次週に「凧揚げ大会」の予定だが「風まかせ」なので、その間の適当な日に撮影しておく必要がある。 提出サイトで指摘された者は、個人指導を要します。 風待ちの間は、凧を「共用施設アートスタジオ」の2階の手摺にぶら下げてください。 |
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2007/06/19 TA Diary 飛行実験と飛行記録。 最終プレゼwebのコンテンツに使用する 提出:凧揚げ大会 無風のためスニーカ凧大会に変更 |
4-5 凧の回収と教室の清掃 1972-1982 凧揚大会の記録写真 動画データを各自ダウンロードしてください。 沼田君の凧は飛ばなかった。沼田君の頭脳が高速回転し、沼田君自身が風となって全力疾走しても、沼田君の凧は地面をズルズル引っ掻くのみである。凧を飛揚させているのは大気の流れであり、糸を持つ人間のタンパク質は、大地の抗力を凧に伝える質量でしかすぎない。地球大気の大きな変化の中で、ほんの少しの変化を創出工夫させることが出来れば、凧は美しく飛揚するに違いない。 |
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2007/06/26 提出: プレゼ計画 メディアセンタに集合。 ウエブサイトの構成を計画し、素材を収集制作する。 今回は美的表現のみとし、客観データは取り止め。 |
5-0 プレゼンテ−ションの製作 デザインの内容を編集・視覚表現して、想定する受け手に伝達する。 1)イメージ図(飛揚する形態の美しさを表現する。画像・イラスト・ネーミングなど) 2)デザイン仕様(全体構造・性能・特徴) 3)取扱説明と特徴 |
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2007/07/03 提出: html公開 任意制作です。個別指導となりますので、 高橋または花村に声をかけて下さい。 メディアセンタ3階か4階にいます。
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5-2 客観的な表現 1)組立三面図と部品表・各部工作イラスト・展開図 2)仕様表:寸法H×W×L 総重量 総膜面積 有効膜面積 膜面荷重 3)材料表:膜材料の材質と厚さ 骨材料の寸法と本数 4)性能表:上昇角 安定性 強度 |
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2007/07/10 提出:個人別の最終チェックとなります。 |
5-3 公開:ウエブサイトにアップする。 |
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2007/07/17 オープンキャンパスの準備週間となります。 |
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参考サイト |
[Anthony's
Kite Workshop] |