高橋士郎 空気膜造形シリーズ 1) なめらかな動き | 特徴5) あらわれては消える 大きくなったり小さくなったりする不思議の国のアリスや、現れたり消えたりする千夜一夜物語のアラジンの魔法のランプ、枯れ木に花を咲かせる花咲爺さんの物語等、物語の世界で、事物は自由自在に出現と消去を繰り返します。 日本においては、青森のねぷた、鯉のぼり、雛人形、松飾り お盆の岐阜提灯など、四季おりおりの仮設的な造形が考案されてきました。 仮設的な仕掛けは、その時、その場に応じて随意に空間を装い、陳腐化した日常風景に活気を与え、使用後に取り払われ、「はれ」と「け」の豊かな時空間を演出します。 空気膜造形は、あたかも都市が服飾ファッションを羽織るように、現代都市空間を豊かに装い、大仕掛けなスペクタクル夢の世界を、何時でも何処でも、日常の空間に実現します。 |