多摩美術大学の教育改革 → 教育の目標

4) 芸術文化のソフトパワー

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美術表現は、多様に分化した人間活動の諸相を有機的に統合する営みである。
芸術は人間どうしが豊かな関係性を復活させる役割を負っている。
軍事力や経済力などのハードパワーではなく、芸術文化のソフトパワーによってこそ、憎悪の連鎖や貧困の格差などの問題に対処できる。
芸術文化の国際交流は、言葉や地域の垣根を越えて、人と人の感性が触れあう豊かなコミュニケーションを実現する。
国際的な美術家やデザイナーが交流し、情報や成果を交換する、美的な環境を構築する必要がある。

[アクションプラン}
高度な芸術文化を実現するために

9:現代芸術理論の構築
各専門領域の教育目標を定め実施する。

■次代を担う研究テーマ
■研究支援センタ

10:現代社会への発信
現代世界へ向けて芸術文化を発信する。

■理論研究と実技研究
■英文ホームページの運営

11:国際ブランドの形成
国際的活動を充実し国際的なブランドを形成する。

■国際イベントの実施
■アジアからの発信

12:国際的評価
第三者評価に基づく国際的な評価を得る。

■大学基準協会への加盟
寄付講座

芸術学問を提供する。